2011.10.2  EphMRA上海コンファレンスから

2011.10.2  EphMRA上海コンファレンスから

EphMRA (European Pharmaceutical Market Research Association=欧州医薬品市場調査協会)は創立50年を迎えた今年、大きな試みに取り組みました。
アジアで初めての国際的な医薬品マーケットリサーチのコンファレンス開催です。

そもそもEphMRAとは何か?という話をしますと、European Pharmaceutical Market Research Association、すなわち欧州医薬品市場調査協会の略で、1961年に欧州で当時の代表的な製薬企業の数社のマーケットリサーチ責任者により、医薬品産業におけるマーケットリサーチのスタンダードと品質を高めることにより、医薬品の開発や普及に貢献することを目指して設立されました。
その後マーケットリサーチ会社も参加し、以来今日まで50年に渡って、コンファレンスやトレーニング等の活動を続けています。

さて、なぜ欧州の協会がアジアでコンファレンスを?と思われるかもしれません。
EphMRAの活動自体既にこの10数年グローバルに向かっていたと思いますグローバル大手製薬企業のPhermerging market(医薬品の新興市場)への進出が高まるにつれ、コンファレンス等この協会の活動にも、欧州のみならず、北米はもとよりアジア、さらには中南米や東欧・ロシアといった地域からの参加者も増えていました。
今年6月にスイス・バーゼルで開催された総会ではプログラムの相当な部分が新興市場に割かれていた程でした。

そのような背景で行われた、アジアで初めての国際的な医薬品マーケティングリサーチのコンファレンスでした。
このコンファレンスの開催は7月上旬頃に発表され、発表論文の概要提出まで約1ヶ月しかないという非常に短い準備期間でした。
それにも関わらず最終的には約200人が参加、開催地の中国をはじめ、日本、韓国、シンガポールなどアジア諸国から製薬メーカーのマーケティング、戦略、マーケットリサーチ・ビジネスインテリジェンスに携わる人達、そして私達のようなマーケットリサーチ会社の人達が大勢参加しました。

コンファレンスでの講演は16の演題に及び、いずれもアジアにおける医薬品業界の現在と近未来の課題に関わるものでした。
高度経済成長と人口構造、疾病構造の変化に伴い、医薬品業界の市場環境が大きく変わりゆく中で、マーケットリサーチ・ビジネスインテリジェンスが果たしていくべき役割、新しい環境に適応した情報とインサイツへのアプローチについて多くの議論がなされた刺激的な場となりました。

私個人にとっても、お客様の中でアジアでのマーケットリサーチ・コンサルティングの需要が高まっておりますので、アジアの同じプロフェッショナル達の講演や彼らとの議論から学ぶところは非常に多く、またかつての同僚や取引先など多くの友人・知人との再会を果たし、さながら大きな同窓会に参加したような刺激的な2日間でいまだ興奮さめやらない気持ちです。

このコンファレンスで議論された内容について、今後可能な限りこのブログの中で紹介して行きたいと思います。

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